SFDCオブジェクト用にスクリーンポップURLの配置または作成
SFDC 統合は、 原則としてSFDCシステム管理者により提供されるスクリーンポップシナリオブロックURLを使うことによって、Saleforce.com (SFDC)の特定のオブジェクトをスクリーンポップ候補とし、アクセスを可能にします。 一方、以下の手順は、SFDCオブジェクトスクリーンポップURLの作成方法を説明する例として挙げられます。
Bright Patternコンタクトセンターは、 Salesforce.com スクリーンポップ シナリオブロックを使って、エージェントデスクトップアプリケーションでSFDCレコード(オブジェクト)を表示します。このブロックは、各オブジェクトIDの選択を許可する他、更にスクリーンポップオブジェクトのSFDC URLを提供します。
ご注意: オブジェクトID URLは、Service CloudとSales Cloudで異なる場合があります。従って、一つのシナリオが企業全体に対応できない場合があります。
Sales Cloudの SFDCスクリーンポップURLの配置
Salesforceを使って, スクリーンポップURLを介して実行したいタスクを手動で実行します。例えば、Sales Cloudにおけるアカウントと特定のコンタクトから新しいケースを開くには、次の手順に従って実行します:
ステップ 1: Sales Cloud アカウントを選んで新しいケースを作成します。
- Sales Cloudから > アカウントを選択します。
- コンタクトまでスクロールします。
- サンプルのコンタクトを選択します。
- コンタクトレコードから ケースまでスクロールし、新しいケースを選択します。図の通り、新しいケースレコードが開きます。
ステップ 2: スクリーンポップのSFDCオブジェクトを識別するURLを設定します。
- ページURLを元のリンクとしてコピーします:
https://bpdemo-dev-ed.my.salesforce.com/500/e?retURL=%2F003E000000NoeJj&def_contact_id=003E000000NoeJj&def_account_id=001E000000NK3Pl - このURLは、スクリーンポップに必要なSFDCオブジェクトパラメータを識別します。SFDC URLの最初のセグメント(https://bpdemo-dev-ed.my.salesforce.com/) は不要ですので、削除します。デスクトップ統合では、設定されたドメインURLが使用されます。結果は次のとおりです:
500/e?retURL=%2F003E000000NoeJj&def_contact_id=003E000000NoeJj&def_account_id=001E000000NK3Pl - オブジェクトパラメータ (contact_id と account_id)は、シナリオにより定義されたオブジェクト/変数に置き換えられます。例えば:
500/e?retURL=%2F003E000000NoeJj&def_contact_id=$(SFContact.Id)&def_account_id=$(SFContact.Account.Id)
備考
一般の オブジェクトIDの識別子 (先頭の3つのフィールド文字により識別)は以下の通りです:
- 001 = アカウント
- 003 = コンタクト
- 00T = タスク
原則として、 retURLまたは Return URLは、特定のオブジェクトに戻る必要がない限り、使用しません。 Return URLを削除すると、既定のアクションは元のワークオブジェクトに戻されます。
- 削除します:
retURL=%2F003E000000NoeJj&
- 最終 URL:
500/e?def_contact_id=$(SFContact.Id)&def_account_id=$(SFContact.Account.Id)
このURLは、 Salesforce.comスクリーンポップブロックの オブジェクトID フィールドに配置されます。
Service Cloud (Service Console) の SFDCスクリーンポップURLの配置
Salesforceを使って, スクリーンポップURLを介して実行したいタスクを手動で実行します。例えば、Service Cloudにおけるアカウントと特定のコンタクトから新しいケースを開くには、次の手順に従って実行します:
ステップ 1: Service Cloud アカウントを選んで新しいケースを作成します。
- Service Cloudから > アカウントを選択します。
- 特定のアカウントまでスクロールします。
- サンプルアカウントを選択します。
- アカウントレコードから コンタクトまでスクロールします。
- 対象のサンプルコンタクトを選択します。
- コンタクト レコードから ケースまでスクロールし、新しいケースを選択します。新しいケースレコードが開きます。
- 隠れているURLを見つけるには、図に示すように 左側の下矢印をクリックします。
ステップ 2: 新しいケースを編集します。
新しいケースを選択し、 編集リンクをクリックします。これにより 共有するリンクというダイヤログボックスが表示されます。
共有するリンクでは以下の3つのオプションが使用できます:
- 主なタブとサブタイトルを全て含む
- このタブのみを含む
- スタンダードなSalesforce URLを作成する
ステップ 3: スクリーンポップのSFDCオブジェクトを識別するURL を設定します。
- “このタブのみを含む”を選択し、対象のスクリーンポップ用の簡易URLを指定します。
- ページURLを元のリンクとしてコピーします:
https://bpdemo-dev-ed.my.salesforce.com/console#%2F500%2Fe%3Fdef_contact_id%3D003E000000NoeJk%26def_account_id%3D001E000000NK3Pm
このURLは、スクリーンポップに必要なSFDCオブジェクトパラメータを識別します。SFDC URLの最初のセグメント(https://bpdemo-dev-ed.my.salesforce.com/) は不要ですので、削除します。デスクトップ統合では、設定されたドメインURLが使用されます。結果は次のとおりです: console#%2F500%2Fe%3Fdef_contact_id%3D003E000000NoeJk%26def_account_id%3D001E000000NK3Pm
オブジェクトパラメータ (def_contact_id と def_account_id )は、シナリオにより定義されたオブジェクト/変数に置き換えられます。
URLデータフォーマットは 以下の通りです (参考専用):
%3D = “=” %26 = “&” %2F = “/” %3F = “?”
従って、結果は次のようになります:
console#%2F500%2Fe%3Fdef_contact_id%3D$(SFContact.Id)%26def_account_id%3D$(SFContact.Account.Id)
一般の オブジェクトIDの識別子 (先頭の3つのフィールド文字により識別)は以下の通りです:
- 001 = アカウント
- 003 = コンタクト
- 00T = タスク
このURLは、 Salesforce.comスクリーンポップシナリオブロックの オブジェクトID フィールドに配置されます。