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バージョン5.3.12

Bright Patternコンタクトセンターのバージョン 5.3.12は、いくつかの機能とバグ修正を含むマイナーリリースです。

ご注意: 以前のリリースからこのバージョンにアップグレードする場合、過去にスキップしたバージョンの主なリリースノートを必ずご確認ください。なぜかというと、これらのリリースノートには各バージョン特有の機能・バグ・アップグレードに関する重要な情報が含まれているからです。

通知

エージェントデスクトップヘルパーアプリケーションとmacOSの初期バージョン

Sierra以前のmacOSでは、エージェントデスクトップヘルパーアプリケーションが使用できなくなりました。これは、 Appleがアプリケーション署名に対して新しいルールを導入したためです。旧バージョンのヘルパーアプリケーションは、引き続きSierraで使用できます。 macOS Sierraまたはその前のバージョンをご利用のお客様に対して、エージェントデスクトップヘルパーアプリケーションをアップグレードしないことをお勧めします。 ご注意 :High SierraはSierraと違って使用できますので、ご注意ください。

IBM Watson統合アカウントはAPIキー認証のみを使用

IBMでは、ユーザー名/パスワードによる認証方式を使用できなくなりました。このバージョンより、IBMはIAM認証(APIキー)のみを使用できます。従って、このバージョンより、Bright Patternコンタクトセンターは、すべてのIBM Watson統合アカウントに対してAPIキーによる認証方式のみを提供します。

この変更は以下の統合タイプに適用されます:

以前にユーザー名/パスワード認証を使っていた統合アカウントは使えなくなるため、このような統合アカウントをすべてチェックし、資格情報がAPIキーで更新されていることを確認することをお勧めします。


システム動作の変更

ここでは、このリリースにおけるシステム動作の変更について説明します。

エージェントデスクトップのメール拡張機能

大事なメールの削除を防ぐために、スパムボタンと削除ボタンは グラブ ボタンから離れメールキューの右側に移動されました。詳しい情報については、エージェントガイドをご覧ください。

変更前:

スパムとゴミ箱のボタンが左側に表示されていました。


変更後:

スパムとゴミ箱のボタンが右側に表示されます。


追加/更新された機能

このリリースでは、次の機能が追加または更新されました。

トランスクリプト変数の追加

変数 $(item.transcript.JSON)は、 シナリオビルダーアプリケーションおよび ワークフロービルダーアプリケーションに追加されました。チャットセッションまたは音声通話の完全なJSONトランスクリプトを提供します。

また、以下の変数は、今ワークフロービルダーアプリケーションで使用可能になりました(つまり、以下の変数は以前シナリオビルダーアプリケーションでのみ使われていました):

音声認識 (STT)統合が設定されている場合のみ、音声対話のトランスクリプトに実際の会話メッセージが含まれます。詳しい情報については、シナリオビルダーリファレンスガイド およびワークフロービルダーリファレンスガイドをご覧ください。

サービス & キャンペーンに追加された“後処理の終了”設定

後処理の終了設定は、利用可能なサービス&キャンペーンの 設定オプションに追加されました。後処理が サービスに対して設定されている場合、この設定により、このサービスに割り当てられているチームが 後処理状態にいる最大時間を設定できます。この設定が有効な場合、システム全体のレベルとチームレベルで設定されたタイムアウトが上書きされます。詳しい情報については、コンタクトセンター管理者ガイドプロパティタブをご覧ください。

“Play-Listen”によるプロンプトの中断設定

シナリオビルダーアプリケーションの Play-Listen ブロックには、 お客様の声によるプロンプトの中断を許可するという設定が追加されました。有効にすると、プロンプトの再生中に発信者が話していることをブロックが検出すると、プロンプトが中断されます。詳しい情報については、シナリオビルダーリファレンスガイドをご覧ください。

Microsoft Dynamics 365ワークフローブロック

ワークフロービルダーアプリケーションには、以下のMicrosoft Dynamics 365ブロックが含まれます:

詳しい情報については、 ワークフロービルダーリファレンスガイドをご覧ください。

Zendesk API リクエストシナリオとワークフローブロック

Zendesk API リクエストブロックは、 シナリオビルダーアプリケーション および ワークフロービルダーアプリケーションに追加されました。このブロックを使うことで、Zendeskに対してJSONを介する形式自由の Zendesk API リクエストを実行できます。つまり、統合アカウントに対する様々なアクション(メタデータの設定、カスタムZendeskアプリへの接続、ボイスメールの添付など)を行うことができます。詳しい情報については、 Zendesk 統合ガイドをご覧ください。

“スーパーバイザーによる監視中に録音” 設定

スーパーバイザーによる監視中に録音という設定は、コンタクトセンター管理者アプリケーションの品質管理 > 通話記録と監視に追加されました。以前は、スーパーバイザがコール監視セッションを開始すると、そのコールの録音が無条件に開始されました。これは引き続きデフォルトの設定として残りますが、監視されるコールの自動録音 チェックボックスの選択を解除することで、監視されるコールの自動記録を無効化できます。 監視されるコールの自動録音チェックボックスが選択されている場合、監視されるコールは、コンタクトセンターで録音オプションが有効になっているかどうかに関係なく録音されます。詳しい情報については、コンタクトセンター管理者ガイドをご覧ください。

Base64でエンコードされた文字列として保存された記録

シナリオビルダーアプリケーションの 記録 ブロックは、base-64でエンコードされた文字列変数への記録保存 という記録モードオプションを提供します。このオプションを設定すると、RESTful APIを介して音声バイオメトリクスの登録または検証記録データが提供できます。録音の長さは30秒に制限されています。詳しい情報については、 シナリオビルダーリファレンスガイド をご覧ください。


既知の問題

Bright Patternコンタクトセンターの既知の問題に関する詳しい情報は、 既知の問題と対策をご覧ください。

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