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Ask AI

「Ask AI」シナリオブロックは、ワークフロー、メールシナリオ、およびタスクシナリオ内で、AIによるデータ抽出とコンテンツ生成を行うために使用されます。このブロックは、AIプロバイダーの大規模言語モデルに指示を送信します。AIはその指示を処理して構造化されたデータを返し、そのデータは変数に保存され、シナリオ内で使用されます。


AIに情報を提供するには、適切なシナリオ変数を使用して、その情報を「AIへの指示」パラメータに明示的に含める必要があります。メールやタスクのコンテンツは自動的に送信されません。これにより、AIが受け取る情報を完全にコントロールできます。

AIにメールを処理させるには、$(item.body)変数を指示に直接含めてください。例については、「AIへの指示」の説明を参照してください。

また、email_remove_quoted_content_htmlまたはemail_remove_quoted_content_plaintext関数を使用することで、AIに送信する前に、メールのコンテンツから引用された返信を削除することができます。


「Ask AI」ブロックの一般的な使用例としては、以下のものが挙げられます:

  • 返信の自動化
  • 後続のシナリオロジックで利用するための重要な詳細情報(注文番号、顧客の意図など)の抽出
  • エージェントによる確認のためのフォローアップメールやメッセージの下書き作成
  • 問い合わせの分類と自動ルーティング


「Ask AI」シナリオブロックの設定


「Ask AI」ブロックは、以下の順序でやり取りを処理します:

  1. 実行:シナリオが「Ask AI」ブロックを実行すると、選択済みのAIプロバイダーへのリクエストが準備されます。
  2. リクエストの構築:このブロックは、以下の内容を含む単一のプロンプトを構築します:
    • 「AIへの指示」フィールドの内容(シナリオ変数はすべて現在の値に解決済みとなります)。
    • AIが有効なJSON形式で応答を返すよう指示する、ハードコードされた指示。このJSONの構造は、「抽出するデータ」プロパティで設定されたフィールドによって動的に定義されます。
  3. AI処理:リクエストがAIプロバイダーのAPIに送信されます。その後、このブロックは、「AI応答タイムアウト」設定で指定された時間まで、レスポンスを待ちます。
  4. 応答の処理:
    • 成功:AIプロバイダーがタイムアウト期間内に有効なJSONレスポンスを返した場合、ブロックはそのレスポンスを解析します。そして、「抽出するデータ」プロパティで定義されたシナリオ変数に、JSONの値を代入します。シナリオの実行は、シナリオ内の次のブロックへと進みます。
    • 失敗:AIプロバイダーがエラー(例:認証失敗、無効なリクエスト)を返した場合、このブロックは$(aiErrorCode)および$(aiErrorBody)変数に値を設定し、「失敗」の出口パスに進みます。
    • タイムアウト:AIプロバイダーが設定されたタイムアウト期間内に応答しない場合、このブロックは「タイムアウト」の出口パスに進みます。


設定

タイトルテキスト

シナリオ内のこのブロックのインスタンスの名前です。このフィールドはオプションです。

AIプロバイダー

このブロックで使用するAIプロバイダーのアカウントを選択してください。

  • << 既定(デフォルト) >>:選択済みのAIパッケージの一部として、サービスプロバイダーによって設定されたAIアカウントを使用します。コンタクトセンターにパッケージが割り当てられていない場合、このオプションを選択するとエラーが表示されますので、サービスプロバイダーにお問い合わせください。
  • コンタクトセンターに設定されているAIプロバイダー連携アカウントから選択することも可能です。

AIへの指示

AIに対して明確かつ具体的な指示を入力する必須のテキストフィールドです。シナリオ変数を使用して、メールの本文やケースの説明など、動的なコンテンツを含めることができます。

このフィールドには、指示の構成例を示す灰色のヘルパーテキストが事前に入力されています。入力を開始すると、このテキストはすぐに消去されます。

指示の例:

顧客から届いたメールを分析してください。
以下の情報を提供してください:
* 連絡の理由
* 問題の簡単な要約
* 注文IDが記載されている場合はそれを抽出してください。記載されていない場合は、order_id変数に「false」を返してください。

メールコンテンツ:

```
$(item.body)
```

抽出するデータ

このセクションでは、AIに返してもらう構造化データを定義します。ブロックを実行し、シナリオを有効とみなすためには、少なくとも1つの出力データポイントを設定する必要があります。

「出力データを追加」をクリックすると、抽出する各データを定義するダイアログが開きます:

  • 変数名:抽出されたデータを格納するシナリオ変数の名前(例:order_id)。
  • データの説明:抽出対象のデータに関する自然言語による説明です。これにより、AIがどのような情報を探すべきかを理解しやすくなります(例:メールに記載されている顧客の注文ID)。
  • 値の例:AIの理解を助けるために、任意で値の例を指定してください。


指示文から抽出するデータを定義する


AI応答タイムアウト

システムが「タイムアウト」出口に進む前に、AIからの応答を待機する最大時間(秒単位)です。値は1~300秒の間で設定可能で、既定(デフォルト)は100秒です。

モデルの温度

AIが生成する応答の創造性をコントロールします。詳細については、AI Agentブロックの「モデルの温度」設定を参照してください。

出口

失敗

AIプロバイダーへのリクエスト中にエラーが発生した場合、この条件付き出口が実行されます。この出口からの分岐では、そのような障害を適切に処理する必要があります。

タイムアウト

この条件付き出口は、AIプロバイダーが「AI応答タイムアウト」設定で指定された時間内に応答しなかった場合に実行されます。タイムアウトを処理するために、この出口から分岐を作成する必要があります。

変数

トークン使用変数

AI Agentシナリオブロックと同じトークン使用変数です。

エラー変数

AI Agentシナリオブロックと同じエラー変数です。

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