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• 5.2

テキストマスキング

コンタクトセンターが提供するサービスの種類によって、受信チャットにインターネットセキュリティ上のリスクをもたらす可能性のある機密データが含まれている場合があります。例えば、銀行カード番号、アクセスコード、および健康に関するお客様の個人情報が含まれます。そのようなデータの取り扱いは、さまざまな法令、業界の安全基準、および社内ポリシーによって管理されます。従って、受信メールを確認する際、そのようなデータを識別し、メールが処理または保存される前にそのデータがマスクされていることを確認しなければなりません(データマスキングは、ランダムな文字に置き換えることによって元のデータを隠すプロセスです)。

電子メールだけでなくチャットでも機密データを隠すことができます。チャットの一部を隠すには、まずコンタクトセンター管理者アプリケーションで損お機能を設定します。 設定メニューから、セキュリティ> テキストマスキングへ進みます。

表示されるプロパティペインで、Webチャットで機密データをマスクするボックスをオンにします。これによりテキストマスキング機能が有効になります。そして追加をクリックして値を追加します。

  • 名前は、マスクの名前を意味します。任意の名前を指定してください。
  • マスクは、機密データの内容を識別し、それをXの文字列またはアスタリスクで置き換える値の文字列を意味します。


機密データをマスクするためボックスをオンにします。


マスクには、regex というシンタックスが必要です。この例では、三つのマスク設定が登場します:

  • Visa: 4[0-9 -]{12,19}
  • Amex: 3[0-9 -]{13,18}
  • MC: 5[1-5][0-9 -]{14,22}

上記のマスクは、受信チャットでお客様から提供されたVisa、American Express(Amex)、およびMasterCard(MC)の番号を隠します。各マスクの名前(Visa、Amex、MCなど)はマスク設定に影響しません。


この例に示される通り、テキストマスキングはクレジットカード番号を非表示にすることができます


適用をクリックし、変更を保存します。これらのマスクを保存すると、同じような機密データはそれ以降もエージェントデスクトップアプリケーションのチャットで"マスク"されます。マスクされたデータは、アスタリスクの文字列としてチャットに表示されます(*************)。このマスキングは、チャットが保存されるとき、またはチャットの記録がお客様または他のユーザーにメールで提供されるときに、お客様の機密データが非表示になることを保証します。

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