ユーザ
ユーザとは、Bright Patternコンタクトセンターの機能へのアクセスを必要とする従業員を意味します。 Bright Patternコンタクトセンターの各ユーザは、必ず一つの チームに属しなければなりません。システム機能へのアクセスレベルは、割り当てられた 役割により決められます。尚、ユーザの登録を始める前に役割とチームの設定を行います。
殆どのユーザは、エージェントデスクトップアプリケーションを使って Bright Pattern コンタクトセンターへアクセスします。このアプリケーションを使ってログインしたユーザが利用できる機能は、コンタクトセンターにおいてユーザに割り当てられた 役割によります。
- エージェントガイドでは、コンタクトセンターのエージェントおよびバックオフィスの従業員(PBX)によるエージェントデスクトップの使用について説明されています。
- スーパーバイザガイド では、コンタクトセンターのスーパーバイザおよびキャンペーンオペレータによるエージェントデスクトップの使用について説明されています。
エージェントデスクトップの多くの機能はシンクライアントという技術を使って実装されていますが、ユーザーのコンピュータにインストールされているソフトウェアコンポーネントが必要な機能もあります。このコンポーネントとは、エージェントデスクトップヘルパーアプリケーションです。このコンポーネントの機能とインストール方法の詳細については、エージェントデスクトップヘルパーアプリケーションをご覧ください。
また、エージェントデスクトップアプリケーションのユーザのコンピュータは、システム要求を満たさなければなりません。
ユーザ情報の定義と編集
ユーザ情報を表示、定義、編集するには、 ユーザ & チームメニューのユーザオプションを選択します。
ユーザリストには、以下の情報が含まれます:
- 名 - ユーザの名(ファーストネーム)
- 姓 - ユーザの姓(ラストネーム)
- 内線番号 - ユーザの内線番号
- 役割 - ユーザに割り当てられた役割 (エージェント、スーパーバイザなど)
- チーム - ユーザに割り当てられたチーム
- 登録日 - システムでユーザを登録した日
- 最終ログイン - ユーザが最後にシステムにログインした日
ユーザ情報の入力は、手動で行うか、Excel スプレッドシートよりインポートできます。また、ユーザ情報をExcelスプレッドシートにエクスポートできます。インポートおよびエクスポートは、ユーザリストの下にある矢印ボタンによって行われます。スプレッドシートの形式については、 インポートボタンをクリックし確認できます。ユーザインポートテンプレートを取得できる最も簡単な方法は、いくつかのユーザを最初に手動で追加し、エクスポート操作を適用し、作成されたスプレッドシートをインポートテンプレートとして使用する方法です。
ご注意: 特定のレコードを、あるインポートの実行中に使用せず、スプレッドシートに将来使用できるために保存したい場合は、スプレッドシートに削除という列を作って、インポートしないレコードの値を yesにします。
画面のプロパティ
ユーザタブ
ユーザ画面のプロパティは以下の通りです。ユーザはエージェントデスクトップアプリケーションを使ってプロファイルのプロパティを一部変更できます。変更できるプロパティは、アスタリスク マーク(*)が付いています。詳しい情報については、エージェントガイドの ユーザプロファイルの設定 をご覧ください。
ユーザ名
ユーザ名 とは、エージェントデスクトップやその他のBright Patternアプリケーションにログインする時にユーザが入力する名前です。入力必須で、コンタクトセンターにおいてユニークな名前でなければなりません。
パスワード
パスワードとは、エージェントデスクトップやその他のBright Patternアプリケーションにログインする時、ユーザが入力するパスワードです。このフィールドは必須項目で、新規ユーザの場合のみに表示されます。パスワードの複雑さ(長さ、特別記号など)に関連するルールの一部は、サービスプロバイダにより定義・実行される場合があります。
パスワードの確認
パスワードの確認 フィールドは、入力必須です。
パスワードの変更
パスワードの変更オプションは、既存のユーザの場合のみに表示され、 選択したユーザのパスワードの変更を行うのに使われます。このオプションは原則として、管理者が他のユーザのパスワードの変更を行うのに使われます。ユーザは、エージェントデスクトップアプリケーションを使って直接パスワードの変更ができます。
無効
無効は、ユーザの状態を示します。このチェックボックスを選択すると、ユーザの各システム機能へのアクセスが一時的に無効となります。無効になったユーザは、ユーザリストで淡色表示されます。
アクティブでないユーザのアカウントも自動的に無効にされる場合があります。詳しい情報は、 セキュリティポリシー をご覧ください。無効になってもユーザは、名前付きユーザとしてカウントされます。
次回ログイン時にユーザのパスワードの変更が必要です。
このプロパティは、次回ログイン時にパスワードの変更が必要かどうかを示します。To comply with the PCI DSS セキュリティ規格に応えるよう、新規ユーザが登録されるたびにこのチェックボックスを選択します。
ユーザによるパスワードが変更されると、チェックマークが自動的に消えます。このチェックボックスをまた選択するとことによって、ユーザはパスワード変更がいつでもできます。
このプロパティは、パスワードの手動変更をサポートするプロパティです。システムには、有効期限切れのパスワードの自動変更といった機能もがあります。詳しい情報は、セキュリティポリシー をご覧ください。関連するパスワードの自動変更は、このプロパティに反映されません。
ロックアウト
ロックアウトは、ユーザがシステムにアクセスできるか、またはセキュリティポリシーの違反のため現在ロックアウトされているかを示します。 詳しい情報は、セキュリティポリシーをご覧ください。リンクをクリックすると、現在のロックアウト状態が確認できます。ユーザのアカウントがロックアウトされている場合、解除ボタンをクリックし、解除を行います。
名
名は、ユーザのファーストネーム(名)を意味します。これは必須項目です。
姓
姓は、ユーザのラストネーム(姓)を意味します。これは必須項目です。
チーム
チームは、ユーザが属するチームを意味します。Bright Patternコンタクトセンターのユーザは、一つだけのチームに割り当てられます。ユーザのチームへの割り当てに関する 詳しい情報は、 チーム をご覧ください。
チームはサービスに関連付けられる場合があります。このようなチームに割り当てられるユーザは、関連するスキルを特定レベルまで自動的に取得できます。このスキルレベルの変更やスキルの削除(手動)を行うには、スキルレベルオプションをご利用ください。
通話録音
通話録音というチェックボックスを使うことによって、特定の通話が録音できます。ご注意: 通話録音がグローバル設定として有効になっている場合、このオプションが通話を録音しないへ切り替わり、この機能を使用できないエージェントを指定できます。
タイトル
タイトル は、ユーザの職種を意味します。このプロパティは、あくまでも情報として使われます。ユーザのアクセス権限については、 役割をご覧ください。
プロファイル
プロファイルは、各ユーザが エージェントデスクトッププロファイル設定を使って入力する追加情報を意味します。
写真
ユーザの写真を意味します。この写真は、エージェントデスクトップアプリケーションのコンタクト情報パネル に、社内インタラクション中に表示されます。チャットサービスをご利用の場合、この写真は、エージェントとお客様っとのインタラクション中にも表示されます。写真をアップロードするには、アップロードをクリックします。写真を削除するには、削除をクリックします。
アップロードできる写真の最大サイズは10 MBです。写真が表示されているユーザーインターフェイス要素に合わせて縮小されます。アップロードできるファイルの最大サイズは、サービスプロバイダによってさらに制限される場合がありますので、ご注意ください。
コンタクトタブ
チャットニックネーム
チャットニックネーム とは、チャット中に表示される相手のニックネームです。
ランク
ランク とは、ユーザのランクです。このオプションは、エージェントレポートをカスタマイズする際に選択基準の一つとして利用できます。このオプションは、エージェントだけを対象とします。
内線番号
内線番号とは、ユーザの ソフトフォン専用の内線番号です。この設定が必須であり、数字のみを含めており、コンタクトセンターにおいてユニークな番号です。 システムにハードフォンが登録されている場合、ハードフォン番号はユーザの内線番号として登録できませんのでご注意ください。詳しい情報は、ハードフォンをご覧ください。
内線番号は、ユーザの電話ログインの暗証番号 (下記参照) との組み合わせで、数字入力のみに対応するインターフェイス(IVRシステムなど)での認証手続きにご利用いただけます。
Bright Patternコンタクトセンターは、新規ユーザに対して、1000から始まる昇順で内線番号を自動的に割り当てます。 デフォルトの番号は、別の番号に変更できます。この場合、次の新規ユーザに割り当てる内線番号は、変更後の番号+1となります。 内線番号は、使い回しが可能です (つまり、削除されたユーザの内線番号は、デフォルトで次の新規ユーザへ割り当てられます)。
ユーザの内線番号は、ユーザがこの番号を使ってログオンしている限り、変更できません(その場合、番号は読み取り専用として表示されます)。ユーザはハードフォン番号などを使ってログインできますので、ご注意ください。
ユーザの電話デバイスオプションに関する詳しい情報は、エージェントガイドのデバイスの選択をご覧ください。
内線番号...へ入るコールの転送先
これは、ユーザの 内線番号の転送機能が有効になっているかどうかを示します。
コール転送は、内線番号のプロパティを使って有効にすることができます。 ソフトフォンをご覧ください。転送とボイスメール機能では、ユーザがログイン時に選択できる 各 デバイス を使っての転送方法について説明します。
コール転送はボイスメールよりも優先されます。ボイスメールが有効になっている場合(下記参照)でも、転送機能を有効にするとボイスメール機能が自動的に無効になります。
「to」フィールド
このフィールドには、コールの転送先が表示されます。 内線番号…へ入るコールの転送先 チェックボックスを選択した場合、転送先の電話番号を指定してください。
転送開始までの時間
転送開始までの時間は、ユーザがログイン中に応答できない場合に、着信がご指定の電話番号へ転送されるまでの秒数を示します。 内線番号…へ入るコールの転送先 チェックボックスを選択した場合、転送開始までの時間を指定してください。 即時(無条件)転送の場合、時間を0に指定してください。
ユーザが話中またはログアウト中の場合、着信は設定詳細と関係なく、ご指定の番号へ即時に転送されます。
既定のハードフォン番号
既定のハードフォン番号とは、ユーザに割り当てられたハードフォンの内線番号を意味します。この設定は任意ですが、もし設定されるのであれば、既存のハードフォン内線番号の一つを指定しなければなりません (ハードフォン参照)。このパラメータは、パーソナルデスクでインストールされているハードフォンのあるユーザを対象とします。ハードフォンを使ってエージェントデスクトップアプリケーションにログインするには、ユーザは 既定の電話オプションを選択しなければなりません。ユーザの電話デバイスに関する詳しい情報は、エージェントガイドのデバイスの選択 をご覧ください。
コール転送設定は、既定のハードフォンの場合、行うことができません。一方、ハードフォン内の転送設定は適用されます (ハードフォンを参照)。
ボイスメールを有効にする
ボイスメールを有効にするチェックボックスは、ボイスメール機能が有効であるかどうかを表示します。ボイスメールの設定については、ボイスメールをご覧ください。
転送とボイスメール機能では、ユーザがログイン時に選択できる 各 デバイス を使っての転送方法について説明します。
コール転送はボイスメールより優先されます。コール転送が既に有効になっている場合は、ボイスメール機能をご利用できません。ボイスメール機能が有効な時に転送機能を一時的に有効にすると、ボイスメール機能が無効になります。 ただし、既存のボイスメール設定(無応答タイムアウトおよび使用中の挨拶)は保存され、コール転送が無効になってからすぐに有効になります。
ボイスメール送信開始までの時間
ボイスメール送信開始までの時間は、ユーザがログイン中にコールに応答しない場合、着信がボイスメールへ転送されるまでの秒数を意味します。 ボイスメールを有効にするチェックボックスを選択した場合、ボイスメール送信開始までの時間を指定してください。
ユーザが話中またはログアウト中の場合、着信は設定詳細と関係なく、ユーザのボイスメールへ即時に送信されます。
このボイスメール挨拶を使用する
このオプションを利用することによって、各ユーザが3件までのボイスメールの録音と使用状況に応じて選ぶことができます。
ユーザは、エージェントデスクトップアプリケーションを通じてカスタマイズした挨拶を作成できます。詳しい情報は、エージェントガイドの ボイスメールの設定 をご覧ください。
職場の電話
職場の電話とは、ユーザの職場の電話番号を意味します。このオプションは、参考としてのみご利用できます。
携帯電話番号
携帯電話番号 は、ユーザの携帯電話番号を意味します。このオプションは、参考としてのみご利用できます。
電話ログインの暗証番号
暗証番号は、ユーザの数字パスワードであり、ユーザの内線電話との組み合わせで、数字入力のみに対応するインターフェイス(自動音声応答システム(IVR)など)での認証手続きにご利用いただけます。
電子メールアドレス
電子メールアドレスとは、システムがパスワード再設定手順・ボイスメールメッセージ・定期的なレポートを送信するために使うユーザの電子メールアドレスを意味します。ボイスメールが有効になっている場合、新しいボイスメールに関する通知が送信されますので、メールアドレスの設定が必要です。
このメールアドレスは、サービスメールのやり取りの配信にご利用できませんので、ご注意ください。
ロケーションタブ
このタブでは、ユーザの現在位置に関連する様々なプロパティを任意で設定できます。
役割タブ
ユーザに役割が割り当てられることによって、アクセスできる機能の内容が決まります。詳しい情報は、 役割をご覧ください。 リストから役割を選択して、ユーザに割り当てます。
初期設定上、新しいユーザには役割を割り当てることができません。システムで登録されるユーザの中、エージェントの割合が大きいため、新しいユーザに対してエージェントの役割を自動的に割り当てるように設定できます。このプロパティについては、役割の新しいユーザへの役割の割り当てをご覧ください。